工場設備
製造室
化粧水・美容液
1000L開放式攪拌槽
流動性の高いバルク(水系)を加熱・冷却・撹拌することのできる装置。
化粧水や美容液の製造に使用。
50Lサイズ
大型(800L)
クリーム・ジェル
真空乳化装置
50Lサイズ
大型(800L)
水と油を等温で激しく撹拌することで混和され、クリーム状になる(乳化反応)。空気を抱き込んでホイップクリームのようにふわふわになるのを防ぐため、真空状態に減圧できるようになっている。大きな装置になると、水系用・油系用の溶解槽と撹拌槽の3槽構成になる。
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材料を投入し
撹拌・減圧 -
完成
(乳化完了) -
取り出し
充填室 1
洗瓶・滅菌・エアー掛け
乾熱滅菌機
洗浄したガラス容器を乾燥し、200℃の高温で加熱滅菌する機械。プラセンタや羊膜など、栄養成分の豊富な原料を使用していることや、化粧品原料を100%生詰めした「原液」を取り扱っていることから、徹底した品質管理を行うために使用している。
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自動洗瓶機
最大120本/3分で瓶を
洗浄できる -
オートクレーブ
充填時のろ過器を
加圧蒸気滅菌する
充填(化粧水・美容液)
3〜1,000mL容量の充填が可能。
メッシュやフィルタを通して充填。充填量、充填品重量やトルク値の確認を行っている。
化粧水・美容液のほか、シャンプー・コンディショナー・トニックなどにも使用。
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小分け・
重量確認 -
キャップ締め
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検品
ホッパー式充填機(クリーム・ジェル)
3〜500g容量の充填が可能。
500gを超える容量でも、2回吐出させて1,000gの充填を行うなどの実績があり、柔軟な対応が可能。
クリーム・ジェルや油脂といった粘性の高い剤形の充填に使用。使用後は細かく分解し、洗浄を行っている。
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小分け
(重量確認) -
キャップ締め
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検品
超音波式チューブ充填機
8〜200g容量の充填が可能。
超音波で容器素材を摩擦させ、内部で加熱溶着することで、チューブ容器のシールを行うため、仕上がりが綺麗に整う。
専用のホルダーを導入することで、幅広い口径のチューブに対応可能。(18〜50φチューブの実績あり)
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チューブを供給
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エアー掛けし充填
超音波で溶着シール止め
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チューブを供給
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エアー掛けし充填
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超音波で溶着シール止め
4方サンプル充填機
0.5〜5mL容量の充填が可能。
アルミフィルムの4方を熱溶着(シール)することで充填する装置。
単包充填はもちろん、2種類のバルクを2包ペアで充填することも可能。
ジェル・クリーム・化粧水などの水系バルクのほか、オイルなどの油系バルクの充填にも対応。
充填室 2
汎用型自動充填機
10〜750g容量の充填が可能。
ホッパーはポンプから供給されるバルクの液面を一定に保つレベルセンサーが付いているため、高精度充填が可能。ホッパーの吸気口には、虫や異物の侵入を防ぐメッシュが取り付けられている。
化粧水からクリームまでの様々な剤形の充填に対応。
回転式自動充填機(クリーム・ジェル)
10〜500g容量の充填が可能。
クリーム・ジェルや油脂といった粘性の高い剤形の充填に使用。
容器をエアーで吸着固定し、安定した状態で回転させて昇降充填することで、
空気の噛みこみがなく同一な充填形状が可能。
包装仕上げ室
手作業での包装
手作業だからこそ、より衛生管理を徹底し、チェックを怠らない。
容器・パッケージなどに不備がないか何度も確認作業を行いながら、包装・ロット印字を行う。
シュリンク
シュリンクフィルムから製袋することで製品全体を覆うことが可能。
大容量ボトルの包装などに使用。
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機械に製品を投入
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シュリンクフィルムを製袋・カット。熱風により収縮され、フィルムが密着
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仕上がり確認
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機械に製品を投入
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シュリンクフィルムを製袋・カット。熱風により収縮され、フィルムが密着
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仕上がり確認
ラベラー機
主に美容液の瓶に使用。
巻き付け貼り、角瓶コの字貼り、楕円瓶両面貼りなど、用途に合わせて使い分けることが可能。
研究開発室
研究開発室では化粧品の中身を決定するための作業が行なわれ、お客様の要望に応えるために日々研究している。
「処方組み、試作、検討」を繰り返し、製造現場へのスケールアップまで一貫して行う。
デジタルマイクロスコープ
バルクの乳化状態の確認に使用。 また、肌や毛髪の観察も行う。
液体クロマトグラフィー(HPLC)
医薬部外品の有効成分の確認・定量試験や、原料の品質検査試験にも使用。
小型の真空乳化装置
実製造機の小型タイプで、真空乳化の量産検討試作を行う。
ガラス製の釜で、状態の変化が観察できる。
小型のホモミキサー
ビーカーを用いた開放系の乳化や分散の試作検討を行う。